冊子情報
発行:2025年12月03日
テーマ:眠
サイズ:A5
フルカラー中綴じ冊子
ページ数:38P(本文のみ)
価格:1,500円(定期購読:1,200円)
月刊FANATIC(ファナティック) は、毎月ひとつのテーマをもとに、写真・イラスト・文章など多様な表現を集めたアートマガジンです。
展示会で作品を見るように、あるいはSNSをめぐるように──けれど、そのどちらでもない形で、表現と出会える場所をつくりたい。
だからこそ、FANATICは「本」というかたちを選びました。ページをめくると、知らない誰かの感性が静かに息づいています。
テーマ解説
眠りは、意識が静かに水底へ沈んでいくような、原初の循環の一部です。目を閉じた瞬間、世界は輪郭を失い、時間はほどけ、私たちは自らの内側へと還っていきます。「眠」という行為は、身体の休息以上に、心の深層をそっと撫でる儀式でもあります。そこには、覚醒の理性では触れられない微細な感情や記憶が、音もなく漂っているのです。
芸術はしばしば、この“眠りの領域”をテーマとしてきました。画家は夢の断片を色彩に溶かし、写真家はまどろみの光を捉え、詩人は眠りの縁に落ちる言葉の影を拾い上げます。眠りは混沌でありながら、どこか整えられた空間でもあり、現実と幻想が滑らかに混ざり合う稀有な境界です。その曖昧さが創作に無限の余白を与え、作品に“ひと晩の夢”のような深みを宿らせるのです。
また、人は眠りの中で自分自身と出会います。忘れていた記憶、押し込めていた感情、形を持たない願い。それらは夢というかたちで姿を現し、目覚めた後もどこかに痕跡を残します。芸術家はその痕跡を辿り、作品という“もうひとつの夢”を編み上げるのかもしれません。「眠」は、現実の喧騒を一時的に遠ざけ、心を再び世界へと開くための静かな再生のプロセスです。私たちが眠りを必要とするように、芸術もまた、この深い静けさから生まれ、そこへ還っていく、そう考えています。
掲載作家一覧
01 空想紀行(P.01-02)X
02 渡邊野乃香(P.03-04)WEB/ご依頼窓口
03 夕飛(P.05-06)WEB
04 かしみお(P.07-08)X
05 桜梓(P.09-10)X
06 モリ・ロム(P.11-12)X
07 縹 京介(P.13-14)X/pixiv
08 洗心堂(P.15-16)Instagram
09 ばろっこりぃ(P.17-18)WEB/X/Instagram
10 アッキーシグマ(P.19-20)WEB
11 花白もか(P.21-22)Youtube/X
12 彼方(P.23-24)X/note
13 夜崎梨人(P.25-28)X
14 COMSO(P.29-30)X/X(運営)/WEB
15 七日(P.31-33)WEB/X
