月刊FANATIC<福>2026年01月号

販売情報

冊子情報

発行:2026年01月01日
テーマ:福
サイズ:A5
フルカラー中綴じ冊子
ページ数:32P(本文のみ)
価格:1,500円(定期購読:1,200円)

月刊FANATIC(ファナティック) は、毎月ひとつのテーマをもとに、写真・イラスト・文章など多様な表現を集めたアートマガジンです。
展示会で作品を見るように、あるいはSNSをめぐるように──けれど、そのどちらでもない形で、表現と出会える場所をつくりたい。
だからこそ、FANATICは「本」というかたちを選びました。ページをめくると、知らない誰かの感性が静かに息づいています。

テーマ解説 

 年の改まりとともに、人は「福」という言葉をあらためて口にします。祝詞のように、挨拶のように、あるいは心の中でそっと確かめるように。福は捕まえられるものではなく、気づいたときにすでに傍らにある――そんな性質をもった存在です。新年の空気が澄んで感じられるのは、この見えない気配に心が開かれているからなのかもしれません。
 芸術は、福を直接描こうとはしません。代わりに、日常の中の小さな揺らぎや、ささやかな整いを掬い取ります。画面に残された余白、意図的に崩された均衡、過剰でない色彩。それらはすべて「満ちすぎないこと」の美しさを語っています。福とは溢れるものではなく、ちょうどよく手渡されるものだと、作品は静かに示すのです。
 新年という区切りは、過去を清算するためだけにあるのではありません。積み重ねてきた時間を一度見渡し、その重みごと次の頁へ進むための呼吸のようなものです。芸術もまた、その呼吸に似ています。完成した瞬間よりも、そこへ至る過程や、鑑賞者の心に残る余韻の中に、福はひそやかに息づいています。福は、声高に祝われるよりも、静かに共有されるときに長く留まります。作品を前にしたときのわずかな安堵や、理由のない前向きさ。その感覚こそが、芸術がもたらす祝福なのかもしれません。新しい年が、そうした静かな福とともに、ゆっくりと拓かれていくことを願ってやみません。

掲載作家一覧

01 渡邊野乃香(P.01-02)WEBご依頼窓口
02 きゆ(P.03-04)X
03 夕飛(P.05)WEB
04 コノハ(P.06)WEBX
05 桜梓(P.07-08)X
06 しろねこ(P.09-10)WEBX
07 魔法部屋(P.11-12)XInstagram
08 洗心堂(P.13-14)Instagram
09 ばろっこりぃ(P.15-18)WEBXInstagram
10 ururi(P.19-20)instagramxfolio
11 彼方(P.21-22)Xnote
12 夜崎梨人(P.23-26)X
13 COMSO(P.27-28)XX(運営)WEB
14 七日(P.29-32)WEBX

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